「やりたいことがわからない」
と悩んでいる人には、1つの特徴があります。
やりたいことに変な条件をつけているのです。
どんな条件かというと、
「(自分のできることの中で)やりたいこと」
だと思っているのです。
つまり、「できること」という大枠の中で、
自分の「やりたいこと」を考えているのです。
これは例えるなら、
家から半径1㎞以内で、ワクワクして行きたい!
と思う場所を考えているようなもの。
でも、家から半径1㎞以内で、
行きたくてワクワクする場所なんてほぼないように、
自分が絶対に「できること」の中に、
やりたくてワクワクすることってほぼないのです。
だから自分のやりたいことに気づきたいのなら、
「自分のできることの中で、やりたいことはなんだ?」
ではなく、
「できるかどうかわからないけど、やりたいことはなんだ?」
と自分に問いかけてみることが大事なのです。
そして、もう1つ、
自分のやりたいことを、
自分のできることの中で考えてはいけない理由があります。
それは、
「できること」だけやるようになると、
「やりたいこと」がどんどん萎んでいくからです。
例えば、25歳で海外留学をしたいと思って、
英会話スクールに通ったとします。
ある程度、話せるようになったので、
いよいよアメリカに留学しようかと思ったけど、
できるか自信がなかったけど留学したAさんと、
できるか自信がなくて留学しなかったBさん。
このAさんとBさんが50歳になったとき、
2人は移住をしたいと思うようになりました。
きっとアメリカ留学をしたAさんは、
移住先を海外にまで広げて考えることができるでしょう。
つまり「やりたいこと」が膨らんだのです。
でも、Bさんはアメリカ留学をしていないので、
移住先を海外にまで広げることは難しいでしょう。
つまり「やりたいこと」が萎んでしまったのです。
これはあくまでも極端な例ですし、
Bさんが今度こそはと思って、
海外に移住することもありえます。
でも人は年をとればとるほど、ますます、
「できること」の中で「やりたいこと」を考えるので、
可能性としては低いはずです。
あなたの人生の中で、
あなたが最も若いのは、今です。
明日のあなた、
1ヶ月後のあなた、
1年後のあなたよりも、
今日のあなたが一番若いのです。
一番若い今こそ、
「できること」の外にある、
「やりたいこと」をやってみようね。