あれはまだ僕が会社員だった頃のことです。
会社を辞めて、
青年海外協力隊としてネパールでボランティアに行くことを決心した僕は、
その旨を伝え、退職することを上司に伝えました。
上司にもお世話になっていたから、
あのときはめっちゃ緊張して、
本当に吐きそうだったな。。(笑)
それでも無事、
会社を辞めることを伝えられた数日後。
上司から呼び出された僕は、
予想だにしなかった提案を受けます。
それは「会社を辞めずにネパールに行く」という選択肢です。
大企業だったし、
ボランティアや社会貢献にとても理解がある会社だったので、
「休職制度を使ったらどう?」と提案してもらったのです。
その条件がすごくてさ。
なんと、、、
2年間、一切会社の仕事はしないのに、
お給料とボーナスが満額で出るのです。
あまりにもすごくて、
女子の裸を見て鼻血が噴き出るマンガの男子ばりに、
鼻血が出そうになったわい(笑)
そんなわけで、
ちょっとぐらつきそうにはなったけど、
それでもやっぱり退職をすると伝えました。
「えっ?バカなの?脳みそ腐ってるの?」
って思ったかもしれませんが、
僕は起業をしたかったので、
休職という選択肢ではダメだったのです。
そして、
この休職という選択肢を提案されて、
ありがたさを感じたのと同時に、僕はとても安心しました。
なぜなら、
これはいわゆる「お試し」だと分かったからです。
僕らが本当にやりたいことをやろうと決めたとき、
本当に望む人生に向けて大きな一歩を踏み出したとき、
本当の自分で生きようとするとき、
現状に引き戻そうとする形で、
その覚悟を問われるようなことが起きます。
それは、
家族から猛烈な反対に遭うことかもしれないし、
僕のように、
同じくらい魅力的な選択肢を出されることかもしれない。
形は人それぞれだけど、
「本当にそっちに行くのかい?」
と宇宙から覚悟を試されるような出来事が起きるのです。
それを「お試し」といいます。
そして、
その「お試し」に対して、
「YES」という意思表明をすると、
おめでとうございます。
そこから人生が一気に開けていきます。
結構な覚悟を問われる出来事なので、
これを知らないと、
不安になったり間違っているって思うかもしれない。
だけど、
「お試し」がやってきたということは大丈夫。
「あなたが進む方向性はこっちで合っているよ」
と言われている証拠だからね。
「お試し」を乗り越えて、
本当の自分を生きる人生にしていきましょうね。